1. Home
  2. Train Simulator
  3. アドオン情報
  4. アドオン紹介
  5. ハンブルク-ハノーバー

Hamburg-Hanover

2015/02/28 開設 - 2017/03/31 更新

Hamburg-Hanover

ドイツ第二の都市ハンブルクと、ニーダーザクセン州の州都であるハノーファーを結ぶ153kmの区間が再現されました。

2013年7月に単独DLCとして発売、同年9月リリースのTrain Simulator 2014の標準収録路線にもなっています。

路線概要

ハンブルクとハノーファーを結ぶ路線は、途中ハールブルク、リューネブルク、ユルツェン、ツェレの各主要都市を経由します。高速列車ICEやインターシティ、貨物列車がひっきりなしに運行されるドイツ随一の主要幹線として機能しています。

車両は高速列車のICE2、高速旅客電機の101形、入換用ディーゼル機の294形が標準収録されています。

紹介と感想

発売とTS2014収録

2013年10月のMunich-Augsburg以来、久々のドイツ路線が2013年7月25日に配信されました。

Train Simulatorでは基本パックにイギリス、ドイツ、アメリカの路線が入るのを知りましたが、2014の時点で入っていたのが、この路線です。最初の印象はやはり、高速列車のICE2でした。そして、同じ路線を貨物列車が走るという点にも魅力を感じました。

ハンブルクとハノーバーの地名は知っていたものの、両都市間を結ぶ鉄道のことはいざ知らず。ハノーバーは姉妹都市である広島の広島電鉄にハノーファーの路面電車が贈られたのを知ったきりでした。

TS2014で入手

2013年11月、初めてのTSでTS2014を入手。このICEの運転が実現しました。でもICEにしては印象が違う。明らかに動力車が1両だけ。調べるとICE2はICE1の短編成版で、併結対応の7両編成ということ。そんな差があったのですね。

ICE2の音の特徴が、シーメンスのVVVF制御装置のドレミファインバーター。日本だと京急2100形やJRのE501系で有名ですが、本家ドイツでしっかり使われていて安心しました。

機関車と客車、貨車も豊富。高速電気機関車の101形が入っていて、時速200km/hでの運転が可能。

日本の車両で例えるなら、EF510形とDE10形が入っているようなものしょうか。日本には日本の機関車の運転シムを一般の人が体験する機会がほぼないのが惜しい。

高速在来線

路線の最高速度は、時速200km/h。在来線でこの速度が出せるドイツ。国が違えばここまで違う。それでいて在来線的な風景がしっかりと残ります。

ICE、101形ともに時速200km/hでの運転に対応。手軽に高速運転を体感できます。ただ信号の見かたと保安装置が複雑ですね・・・。まだ把握しきれてません。

貨物列車も豊富

貨物列車が予想以上に豊富でした。入換用機関車に294形もおり、短距離列車や側線、専用線での入換作業を体感できます。これぞ日本で失われつつあるロマン。

貨車はコンテナ車のほか、有蓋車や無蓋車なども豊富。日本で壊滅状態の車種もまだまだ豊富という、ドイツの鉄道が羨ましい。そのコンテナ車も40フィートコンテナ2個を積める「連接車」。日本では見ないタイプで新鮮です。

全体印象

路線長はドイツの公式路線アドオンとしては最長で、高速列車から貨車の入換作業まで多種多様な運転を楽しむことが出来ます。標準収録だけでなくDLCの車両も豊富にあり、ドイツの鉄道の魅力が凝縮された魅力ある作品であるといえるでしょう。

1998年、高速列車ICEが脱線し道路橋に激突大破、101人が死亡する惨事となったエシェデ事故。実はこの路線区間の途中にあります。事故現場にある慰霊碑が、その事故をTS内の風景でも語り継いでくれます。

ICE2のシナリオを見ると、路線名の書いてないものが。どうやらTS2014を初購入した際にMunich-Augsburgのシナリオを収録した単品版のICE2アドオンも付いていたようです。もちろん路線は別売。後に路線は手に入れました。

ハノーバーSバーンの車両は標準では入らず、公式シナリオでは別売の424系アドオンが必要に。線路に入るだけなら何でもありですが、やはり実物通りが一番面白い。ハノーバー空港への支線も再現されていて、ここもSバーンの路線になります。

車両紹介

今回の目玉車両は、間違いなくICE2ですね。高速列車ICEの第二世代車両、短編成で分割併合が可能。初出は単品アドオン、そして今回は路線とセットになり、より気軽にICEのバリエーションが増やせるようになりました。

101形と294形は、ドイツの路線アドオンでおなじみの顔です。最高速度200km/hの高速電気機関車101形、凸型の入換用液体式ディーゼル機294形。旅客と貨物と入換と、フラグシップと実用性を兼ね備えた顔ぶれです。

ICE2
ICE2
101形
101形
294形
294形

アドオン紹介

ハンブルク拠点の私鉄会社「メトロノーム」のME146車両はバンドルで入手。純粋な機関車と制御客車によるプッシュプル運転を体感しました。

ES64U2はシーメンスの2電源対応電気機関車で、愛称は「タウルス」。4電源対応の姉妹機ES64U4はオーストリアの「railjet」でも有名。日本の三井物産系の機関車リース会社「MRCE」の黒色塗装です。

ICE-Tはドイツ鉄道の車体傾斜式高速電車。7両編成の411系。TS2015の本体バンドルで入手し、この路線のシナリオも一緒についてきました。

103形は、名機として名高い電気機関車で、TEEとしての全盛期が有名で、2003年まで活躍。Virtual Railroadで2013年に出たものをSteam対応版としたものと思われます。

ME146形
メトロノーム 146形
ICE-T
ICE-T
ES64U2「タウルス」
ES64U2「タウルス」
103形
103形