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Metro-North Kawasaki M8

2017/04/18 開設

New York - New Haven

ニューヨークとコネチカット州第二の都市ニューヘイブンを結ぶ、メトロノース鉄道の新型車両がTrain Simulatorに登場です。

収録シナリオはNEC: New York - New Haven路線に対応しています。

車両概要

M8は2011年よりニューヨーク大都市圏交通公社(MTA)傘下のメトロノース鉄道で使用される電車で、ニューヨークとコネチカット州ニューヘイブンを結ぶニューヘイブン線向けに製造されました。

車両は川崎重工業が製造。集電方式は第三軌条と架線集電の両方に対応。編成は2両固定で、需要に応じて柔軟な増結が可能です。

アドオンではNew York - New Haven路線のシナリオを収録。ニューヘイブン線はグランドセントラル起点なので、路線中に再現されたグランド・セントラル駅に乗り入れ可能な初の車両DLCが登場することになりました。

メトロノース鉄道・M8
M8

紹介と感想

告知から発売まで

ニューヨーク・ニューヘイブン路線ではアムトラックのペン駅とメトロノースのグランドセントラルがあるとのことでしたが、路線収録の旅客車両はアムトラックのみ。グランド・セントラル駅に入れる車両は別売だろうと予想しました。

それ以上に惹かれたのは、この電車が日本の川崎重工業製であること。単なる日本メーカー製というだけでなく、地元神戸が拠点のメーカーで生まれた電車。これを見逃さずにはいられません。

発売

2014年4月26日に発売。米国車両として初の「電車」です。44面67線という小偉大な地下駅であるGCT、そしてトンネルを出た高架のハーレム125丁目駅が印象的です。思い入れがあるとは言え定価は流石に高いので、セールを待つことにしました。

セールで入手

2014年夏、40%オフのセールで入手。決定打は間違いなくM8です。路線とともに入手しました。

神戸生まれの電車

電車は日本の川崎重工業製であること。初期車は神戸市の兵庫工場で、それ以降は米国ネブラスカ州リンカーンにある現地工場で量産されております。

2009年のGoogleストリートビューでこの車両が神戸の兵庫工場にいる姿を見ていますし、2015年にも実車が川重にいました。当時はまだ「アメリカ向けも作ってるのか」くらいの認識でいましたが、TSで出るとなれば更に興味が湧きます。

音に不満あり

モデルは良く出来ていますが、サウンドが395系からの流用でした。確かに日本製だけど、M8の電装品は日立ではなく三菱製なのです。コレジャナイ感が半端ないので、MODがないか探すことに。

そこに、米国現地のプレイヤーであるFan Railerさんが制作されたMODを発見。ドア開閉音から駆動音、警笛までが一気に実車に忠実になりました。音に拘るのは本当に嬉しいし、重要なことでもあると思います。

ダウンロードはYouTubeの説明文内のリンクより可能です。

重い不具合と解消パッチ

当初、複数編成を置くと異常に重くなる、集電方式を切り替えると加速時のVVVF音が流れないなどの大きな不具合がありました。QuickDriveで運転する分には問題ないものの、複数の車両が登場する一般のシナリオでは車両の数だけ一気に重くなってしまいます。なので、シナリオは長らくプレイしない状態が続きました。

リリースから半年以上過ぎた12月初旬、ようやくパッチが出ました。懸案事項であった重さは解消され、スムーズにシナリオを動かせました。音に関しては、公式には解消の気配がないようです。

私にとっては、この車両の存在は大きいです。

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